LoqiRoam · 旅日記

土塀から海峡まで、色の道

吉見の温泉から長府の土塀と寺、唐戸の市場と赤れんがを経て、最後は関門海峡の青へ向かった旅。

吉見駅を出たときは、旅の色はまだ薄かった。まず吉見温泉へ寄り、山の緑の向こうに響灘があることを思う。そこから長府へ移ると、古江小路の土塀や門が道をゆっくり見せてくれた。功山寺では木の静かな色に足を止め、町の時間が一段深くなる。午後は海辺へ向かい、唐戸市場の魚の銀色と人の声に包まれた。すぐ近くの旧下関英国領事館では、赤れんがの色が港町の異国らしさを添える。最後はみもすそ川公園で関門橋と海峡を眺めた。小さな駅前から始めた色集めが、土、木、魚、れんが、海へ広がっていく一日だった。

この旅の足跡

  1. 吉見温泉は響灘を眼下に望める鄙びた湯。駅前の静けさから山へ入ると、海の青が急に遠くなる感じが面白そうだ。
  2. 古江小路には城下町の面影と練土塀が残る。壁の土色と門の影を追って歩いたら、道そのものが昔の地図に見えてきそうだ。
  3. 功山寺の仏殿は1327年開創の寺に残る禅宗様建築。木の落ち着いた色を眺めると、さっきの土塀より時間が深く見えそうだ。
  4. 唐戸市場は卸売の場であり、金土日祝には海鮮屋台の馬関街も開かれる。魚の銀色と人の声で、旅が急に明るくなりそうだ。
  5. 旧下関英国領事館は1906年築で、現存する最古級の領事館建築。市場の魚の銀に、赤れんがの異国色を重ねて見たい。
  6. みもすそ川公園は関門橋を間近に望み、壇之浦の歴史にも触れられる海辺の公園。最後に青と白へ視界を広げたい。
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