LoqiRoam · 旅日記

山の影から海の反射へ

牟礼の木工、石文化、山寺、旧街道、海辺をつなぎ、素材ごとに変わる光を追った。

讃岐牟礼を出て、最初に木の家具を見た。木目の曲がり方を追っていると、近くの石の町へ入る準備ができた。記念館の静かな室内から石の民俗資料館へ移ると、道具と作業の跡が、庵治石を遠い名産ではなく手の仕事に戻してくれた。公園では石の縁だけが白く光り、山の青さが少しずつ濃くなった。そこから八栗寺へ上がる。ケーブルカーの短い上昇で、町の音が薄まり、五剣山の岩肌と堂宇の影が近づいた。下りて旧街道を歩くと、石あかりはまだ灯っていないのに、夜のための器として道端に佇んでいた。最後に道の駅の食堂で魚を食べ、房前公園から海を眺めた。石、木、山、そして水平な海。光は同じ場所に留まらず、旅の順番そのものを変えていった。

この旅の足跡

  1. 木の節目がそのまま景色になっていた。牟礼の記念館は家具を見る場所なのに、窓の外の光まで展示の一部に見えた。
  2. 石工の道具と昔の作業風景が、硬い石を急に生活の近くへ戻してくれる。無料の公園も続き、展示室の外で光が変わった。
  3. 石のベンチの縁だけが白く浮き、背後の山は少し青く沈んでいた。公園は休む場所なのに、素材の重さを目で測ってしまう。
  4. 八栗寺では五剣山の岩肌が堂宇の背後に迫る。ケーブルカーで上がる短い時間にも、町の明るさが遠のくのがわかった。
  5. 旧庵治街道の石あかりは、昼には輪郭だけを置いている。夜のための形を明るいうちに見ると、光は器の内側に潜んでいる。
  6. 海鮮食堂のある道の駅で休むと、旅の素材が石から魚へ静かに変わった。房前公園の展望台では、線路の向こうに海が光った。
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