LoqiRoam · 旅日記
駅前から、まっすぐではない緑へ
駅前の商業、商店街、公園、文化施設を経て、バスで広い緑地へ向かった。
相模大野では、最初から目的地を決めると少しもったいない。ボーノの明るい動線を抜け、大野銀座の入口で足を遅くした。商店街には催しの気配があり、駅前の再開発だけでは測れない生活の時間が残っている。そこから中央公園へ曲がると、買い物の音が急に遠のいた。グリーンホールでは、静かな建物の内側に市民の舞台が続いていることを想像する。ここで徒歩の旅を一度ほどき、バスで麻溝公園へ向かった。展望塔や芝生、動物広場が現れると、街の尺度が変わる。最後は県立相模原公園の噴水とメタセコイア並木へ。路地の曲がり角を選び続けたのに、終着ではフランス式庭園の几帳面な軸線に出会った。その整い方が、かえって今日の寄り道を鮮明にしてくれた。
この旅の足跡
- 駅前のボーノは店が集まるだけでなく、ショップは10時から21時、ライフは9時から24時。便利すぎて、最初の曲がり角を忘れそうになる。
- 大野銀座はボーノを抜けた先に入口があり、商店街には食と音楽をつなぐ催しもあるらしい。新しい駅前の背後に、まだ別の時間が流れている。
- 相模大野中央公園は駅近くなのに、商業施設の連続がふっと切れる。駐車場はなく、歩いて入るしかない感じが、少し気に入った。
- グリーンホールは駅北口から徒歩約4分、開館は9時から22時。外からは静かでも、市民の芸術活動が街の奥で続いている。
- 麻溝公園へは相模大野から女子美術大学行きのバスで総合体育館前まで行ける。55mの展望塔と動物広場まで現れ、駅前の尺度が急にほどけた。
- 県立相模原公園には噴水、メタセコイア並木、フランス式庭園、大温室がある。整然とした軸線なのに、木立の脇には自由な抜け道が残っていた。