LoqiRoam · 旅日記
駅前の色から海の青へ
鹿島旭駅の素朴な銀色から始まり、農産物、駅前の余白、海岸、参道、森と湧水へ色を広げた旅。
鹿島旭駅のホームを出ると、まず線路の銀色と朝の空を拾った。小さな駅前の静けさから、直売所へ向かうと、野菜や果物の濃い緑が旅の気分を一段明るくしてくれた。新鉾田では列車が町の時間をつないでいて、駅前の余白を歩くうちに急ぐ理由がなくなった。そこから鹿島灘海浜公園へ進むと、松林とボードウォークの先に砂浜が広がり、集めていた色が急に海まで伸びた。終わりは鹿島神宮。参道の店の明るさを抜け、巨木の森と澄んだ御手洗池に入ると、駅前の看板の色が静かな緑と水色にほどけていった。
この旅の足跡
- ホームの向こうに畑の気配が広がる小さな駅。駅名の看板は素朴なのに、朝の空と線路の銀色がきれいで、ここから何色を集めようか迷った。
- 野菜や地域の味が並ぶ直売所は、駅前では見えなかった鉾田の緑を見せてくれた。果物の色が思った以上に鮮やかで、季節を買う場所なのだと気づいた。
- 新鉾田駅では、列車の線と町の道がゆっくり交わっていた。大きな名所は見えなくても、駅前の余白に地方の時間があり、歩く速度までゆるんだ。
- 海浜公園のボードウォークと松林の先に、3km続く砂浜がある。遊ぶ場所の色と海の青が同じ画面に入り、駅前の旅が急に大きくなった。
- 鹿島神宮駅から参道へ向かうと、店の明るさと古い信仰の気配が並んでいる。甘いものの休憩もできる道で、観光と暮らしの境目が面白かった。
- 森に入ると杉やシイ、タブの巨木が空を隠し、御手洗池の澄んだ水だけが明るかった。駅前の看板を追ってきたのに、最後に残ったのは深い緑と水色だった。