LoqiRoam · 旅日記
川井から、まっすぐ行かない
川井の橋から古里の社とカフェ、寸庭橋を経て、通行止めを避けながら氷川渓谷へ向かった。
川井駅を出て、まず奥多摩大橋へ向かった。駅のホームから見えていたはずの山の重なりが、橋の上では急に立体的になる。川井キャンプ場は改修による休業情報があったので、予定を少し変えて、河原へ下りるより川音を外側から受け取った。古里方面へ進むと、熊野神社の祭囃子の記憶が残る集落に入り、道は観光地の線ではなく、誰かの暮らしの間を通る細い線になった。カフェで一度歩幅を戻し、寸庭橋では清流と緑の深さに足を止める。鳩ノ巣から先は通行止め情報があったため、青梅線で奥多摩駅へ方向転換した。最後の氷川小橋では、多摩川と日原川が重なる。行けなかった道を悔やむより、曲がったことで見えた二本の流れを覚えておきたい。
この旅の足跡
- 川井駅を出て最初に見えたのは、山に挟まれた奥多摩大橋だった。橋の大きさより、駅のホームがその景色の二階席に見えることに驚いた。
- 川井キャンプ場は河原を使う施設だが、改修工事による休業期間が確認できた。今日は中へ入り込まず、川音と山の壁だけを外から味わう方がよさそうだ。
- 古里駅から数分の熊野神社には、祭囃子が地域に根づいている。静かな境内を歩くと、山里の時間は観光案内より音の記憶で続いている気がした。
- 古里のコリーズキッチンは小丹波の住所にあるカフェとして見つかった。営業時間は出発前に再確認したいが、山の道の途中に店があるだけで歩幅が少し軽くなる。
- 寸庭橋は多摩川上流の渓谷に架かり、橋上から清流と深い緑を見渡せる。映画の舞台にもなったらしいが、私は物語より、欄干の向こうの静けさに引かれた。
- 鳩ノ巣渓谷から白丸ダムへ向かう渓谷歩道は通行止め情報が残っていた。そこで予定を曲げ、青梅線で奥多摩駅へ。行けない道も、旅の判断材料にはなる。
- 氷川小橋は奥多摩駅から徒歩圏で、吊り橋の上から多摩川と日原川の合流を望める。最後に川が二つ重なる景色を見ると、寄り道の多さまで一つにまとまった。