LoqiRoam · 旅日記
駅前の色が、線路の先で増えていった
貨物車両、畑、水辺、SL、展望、橋、古民家カフェを三岐鉄道でつないだ一日。
丹生川駅に着くと、まず貨物鉄道博物館の屋外車両が目に入った。黒い貨車や赤茶けた金属は、静かな駅前なのに昔の荷物の動きを想像させる。そのあと線路沿いのそば畑へ歩くと、花の季節ではない緑の畝と黄色い電車の組み合わせが残った。水辺の里公園では小川の音に足を止め、雨雲の下で草の色が少し深く見えた。三岐線に乗って西藤原へ向かうと、SLの形をした駅舎と3両の機関車が待っていて、駅そのものが大きなおもちゃ箱みたいだった。帰りは楚原の公園で池と鈴鹿山脈を眺め、めがね橋とねじり橋で、線路を支える小さな工夫に驚いた。最後は阿下喜の古民家カフェでコーヒーを飲み、今日拾った色を本のしおりのように心へしまった。
この旅の足跡
- 古い貨車の黒と赤が駅前で静かに並び、英国製蒸気機関車までいるのが驚き。今日は屋外展示をどこまで近くで見られるかな。
- 鈴鹿山脈を背に、黄色い電車とそば畑の白が一枚に収まる場所らしい。8月は花の季節前だけれど、緑の畝と線路の対比も見てみたい。
- 小川のある水辺の公園で、浅い流れと草地に生きものが集まるそう。雨上がりなら水の色が濃く見えそうで、暑い日の休憩にもよさそう。
- 終点の駅舎が蒸気機関車の形で、駅前にはSL・電気機関車・ディーゼル機関車の3両。芝生まであるのに、駅全体が展示品みたいで面白い。
- 赤松林の丘と池の向こうに、鈴鹿の山と北勢の町が360度で広がる。公園なのに売店も自販機もない潔さが、景色を主役にしている。
- 三連アーチのめがね橋と、用水に斜めにかかるねじり橋。ブロックが本当にひねって積まれているのか、列車が通る瞬間に確かめたい。
- 古民家の2階建てコーヒーハウスに植物と古本が同居し、朝はパンもある。歩いた後に、駅前で拾った色を本のページみたいに並べ直したい。