LoqiRoam · 旅日記
看板の先で、街の高さが変わる
鏡川の静けさから、橋の物語、商店街、市場、愛宕の日常を経て高知城へ向かった。
高知商業前を出て、まず鏡川へ向かった。駅の名前を背負った道を離れると、芝生の広がる緑地と水面が現れ、街歩きの始まりがずいぶん静かになった。そこから中心部へ進み、はりまや橋では橋の由来だけでなく、東西の公園を結ぶ地下通路に観光パネルがあることを知った。地上の赤い橋から地下の案内へ潜る転換が楽しい。帯屋町のアーケードでは土佐茶や雑貨の看板を拾い、ひろめ市場では約60店舗の気配に包まれて、どの文字を入口にするか迷った。帰り道のように愛宕商店街へ寄ると、JR高架へ向かう南北の通りに金曜市の生活感が残っていた。最後は高知城の石垣と木立へ。食べ物の看板を追っていた目が、いつの間にか城の高さを見上げていた。
この旅の足跡
- 鏡川は高知市の中心を流れる全長31kmの川で、緑地には芝生広場もある。水面より先に、川沿いの道がどこへ曲がるのか気になった。
- はりまや橋はよさこい節と恋物語で知られ、地下通路には高知の観光パネルもある。橋そのものより、地下に別の街案内が隠れているのが面白い。
- 帯屋町商店街はアーケードに衣服や雑貨、土佐茶の店などが並ぶ。屋根の下で看板を追うと、通りが一枚の長いメニューのように見えてきた。
- ひろめ市場は約60店舗が集まる屋台村スタイルで、通常は10時から23時まで。店ごとに違う看板を眺めていると、食べる前から選択に迷う。
- 愛宕商店街の近くには金曜市が開かれ、JR高架橋へ向かう通りとして紹介されている。観光案内の矢印より、地元の店名が続く南北の道を歩きたくなった。
- 高知城は自然災害や廃城の危機を越えて姿を残す城で、高知公園の木立と石垣が街の近くにある。最後に見上げると、看板の旅が歴史の高さへ変わった。