LoqiRoam · 旅日記
駅前の色が山へほどける午後
木造駅舎から廃線跡、南天苑、棚田と水音の道をめぐり、駅前の色を山里の景色として見つめ直した。
天見駅では、木造駅舎の茶色と山の緑を最初に拾った。すぐに廃線跡の道へ寄り道すると、トンネル跡や鉄橋跡の話が、見えない線路のように足元へ続いていた。南天苑では木の格子と庭の色に立ち止まり、天見・流谷へ進むと、今度は棚田と水音が景色を広げてくれた。帰り道の石と木の静けさまで含めて、駅前の色は小さな点ではなく、山里全体へほどけていた。営業情報を確認できた南天苑は休憩候補にし、予約制で営業日が限られる店は今回は旅程に入れなかった。
この旅の足跡
- 天見駅は大正期の木造駅舎だと知り、山の緑の中に茶色い柱がよく似合うと思った。列車を待つ時間まで、景色の一部になっているようだった。
- 天見の廃線跡は、トンネル跡や鉄橋跡をたどれる静かな遊歩道として紹介されていた。線路が消えた道に木漏れ日だけが残るのが不思議だった。
- 南天苑は天見158にあり、古い建物を移築した温泉旅館だった。木の格子と庭の緑を眺めると、駅前の小さな集落に旅館が残る理由を考えたくなる。
- 天見・流谷には棚田と豊かな自然が残り、約1時間の散策が紹介されている。水の音を頼りに歩くと、駅前で見た色が田んぼの緑へ広がりそうだ。
- 天見駅の周辺は寺社や山道も近く、派手な看板より石と木の色が目立つ地域だった。帰り道には、静けさそのものが駅前の名物に思えてきた。