LoqiRoam · 旅日記

水の細道から、縄文の公園まで

農業公園から植田川、牧野ヶ池、瑞穂公園、図書館、山崎川へ。暮らしと自然と歴史を歩いてつないだ。

総合リハビリセンターの近くから歩き始め、最初に名古屋市農業センターで牛舎と野菜の気配を拾った。街の地図が、そこだけ少し農村になる。植田川沿いでは桜並木と細い水の流れを追い、車の音の中に歩く余白を見つけた。そこから公共交通で牧野ヶ池緑地へ移ると、池と竹林の気配が広がり、近場の散歩が小さな遠足に変わる。瑞穂公園では、運動する人々の現在の時間の下に大曲輪貝塚の縄文が眠っていることに驚いた。瑞穂図書館で一度静けさに戻り、最後は山崎川の四季の道へ。今日集めたのは、農、流れ、森、古い暮らし、本、そして水面。三つのつもりが、歩く順番のおかげで六つの発見になった。

この旅の足跡

  1. 名古屋市農業センターdelaふぁーむは「野菜と家畜」をテーマにした農業公園。街のすぐそばで牛舎や採れたて野菜に出会い、住宅地の景色が急に農村へ変わるのが面白い。
  2. 植田川沿いの緑道は、名所の入口というより生活の脇道。桜並木と水の細い流れを追うと、車の音の中にも歩くための余白がちゃんと残っている。
  3. 牧野ヶ池緑地は名東区と天白区にまたがる県営都市公園。池と竹林の気配があり、住宅地を抜けた先で空の広さが一段変わる。少し遠回りする価値を感じた。
  4. 瑞穂公園の山崎川沿いには、運動施設だけでなく国指定史跡の大曲輪貝塚がある。走る人の足音の下に縄文の時間があると思うと、景色が急に厚くなった。
  5. 瑞穂図書館は瑞穂文化小劇場と併設され、閲覧だけでなく対面読書室やカームダウンスペースも備える。歩き疲れた頭に、本の静けさがちょうどよかった。
  6. 山崎川の四季の道は、季節感あふれる散歩道として整備された川沿いの道。桜が咲いていない時期でも、低い護岸と水面が歩いた一日の輪郭を静かに残してくれる。
地図と足跡で読む