LoqiRoam · 旅日記
川風のあと、土の起伏へ
新狭山から博物館、入間川、商店街、稲荷山公園、城跡をつなぐ寄り道の旅。
新狭山を出ると、最初から目的地へ急がず、住宅地の道がどちらへほどけるかを眺めた。狭山市立博物館で入間川と入間路、狭山の自然や風土を知り、そこから実際の川辺へ向かう。水辺では街の音が少し遠くなり、歩く速度が自然に落ちた。七夕通りでは商店街の名前に誘われて横道へ入り、暮らしの気配を拾う。稲荷山公園では、桜の名所という華やかな説明より、基地跡地が木立の散歩道へ変わった時間に惹かれた。最後は城山砦跡。建物のない起伏を前に、昔の陣と今日の寄り道を重ねながら、選ばなかった角にも少しだけ心を残して帰る。
この旅の足跡
- 狭山の自然と風土を、展示の中で一度組み立て直す。入間川と入間路が主題なのが、出発点からの寄り道として妙にしっくりきた。
- 入間川沿いには約22.6kmの自転車歩行者専用道路が続く。全部は歩かないが、水辺で街の音が遠のく瞬間を拾いたい。
- 七夕通りという名前に惹かれて曲がる。商店街の飾りだけでなく、横道に残る日常の気配まで見てみたくなった。
- 約300本の桜で知られる公園だが、花の季節でなくても木立は残る。基地跡地の記憶と、今の散歩道が重なって見えた。
- 城山砦跡は華やかな城ではなく、説明板と土地の起伏が手がかりになる。建物がないから、昔の陣の位置を勝手に想像してしまう。