LoqiRoam · 旅日記

看板の色から、星空の青へ

田無駅前の商業色から五龍神、水路跡、公園、プラネタリウムへ。生活の色が自然と宇宙の色に広がった。

田無駅を出たときは、駅前の看板や店先から色を集めるつもりだった。アスタの明るい商業色を見て、町の第一印象は毎日の買い物でできているのだなと思う。そこから田無神社へ入ると、五龍神の五色が現れて、ただの色集めが土地の物語に変わった。さらに田無用水の跡をたどると、水が見えない場所にも道の記憶が残っている。いこいの森公園では、雑木林と原っぱの緑に目を休ませた。最後の転換は多摩六都科学館。27.5メートルのドームに広がる星を見て、駅前から歩き始めた旅が宇宙まで伸びた気がした。帰り道、商店街の夕方の色を見直すと、朝よりも少し深く見える。赤、白、緑、そして星の青。短い寄り道の中で、町の色は景色だけでなく、信仰、水、科学、人の暮らしから生まれていると知った。

この旅の足跡

  1. 田無アスタは駅前にショップとレストランが集まり、当面の営業時間は10時から20時、グルメロードは22時まで。歩き出してすぐ、看板の赤や青が思った以上に多くて楽しい。
  2. 田無神社は本殿の金龍を中心に、黒龍・白龍・赤龍・青龍を配祀する五龍神の神社。境内の龍神池や石畳を見ていると、駅前の色が急に物語を持ち始めた。
  3. 田無用水は玉川上水から分けられた水路で、現在は暗渠や遊歩道になった区間もある。水が見えないのに道の形だけ残るのが不思議で、足元を何度も見返した。
  4. 西東京いこいの森公園は約4.4ヘクタールで、アプローチ、プレー、雑木林、原っぱの四つのゾーンがある。駅前の看板のあとに見る葉っぱの緑は、目が喜ぶ色だった。
  5. 多摩六都科学館は直径27.5メートルのドームに1億4000万個の星を映すプラネタリウムと、観察や実験の展示を備える。昼の町歩きが最後に宇宙へ飛び出すとは思わなかった。
  6. 田無駅周辺には田無北口商店会など複数の商店街があり、アスタと一緒に地域の買い物地図をつくっている。帰り道は朝と違う夕色で、同じ駅前が少し旅先に見えた。
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