LoqiRoam · 旅日記

駅前の色から、山の青へ

駒ヶ根駅前の日常から、博物館、食、光前寺、高原、駒ヶ池へ色をつないだ旅。

大田切で飯田線を待つところから、今日は駅前の色を集め始めた。駒ヶ根駅に着くと、看板や道の向きに人の暮らしが見え、そこから博物館へ歩いて、今度は土器や古い記録の土色を拾った。静かな展示のあとに食べたソースかつ丼は、濃いソース色と白いキャベツが元気で、旅の真ん中にぴったりだった。午後は光前寺へ向かい、早太郎の物語を思いながら苔の緑の参道をゆっくり進んだ。高原の駒ヶ根ファームスでは、すずらん牛乳や直売所の色が山の入口を明るくしていた。最後に駒ヶ池へ行くと、店先の色が水面の青と空の広さにほどけていく。駅前から始めた小さな旅が、いつの間にか町の記憶と山の呼吸を集める旅になっていた。

この旅の足跡

  1. 駒ヶ根駅前は、低い建物と飯田線の気配が近く、旅の色を拾い始めるのにちょうどいい。山へ向かう道の向きも見えてきて、駅前が入口だけではないのが面白い。
  2. 駒ヶ根市立博物館では考古・歴史・民俗・美術を扱い、灰釉双耳壺や縄文土器にも出会える。駅前の今の色から、土の色へ切り替わる感じがした。
  3. 明治亭駒ヶ根本店のソースかつ丼は、特製ソースの濃い色に千切りキャベツの白が重なる。山盛りの見た目に驚きつつ、町の味を一皿で確かめたい。
  4. 光前寺は860年創建と伝わる天台宗の寺で、国の名勝に指定された境内には苔の緑が広がる。早太郎の話と静かな参道が不思議に近い。
  5. 駒ヶ根ファームスには土産店、農産物直売所、すずらん牛乳の施設、観光案内所が集まる。ソフトクリームや野菜の色が、山の入口を急に親しみやすくする。
  6. 駒ヶ池西側からは、標高約860メートルの高原の空気を感じられる。水面に中央アルプスが映るという景色を確かめたくて、最後に青を残した。
地図と足跡で読む