LoqiRoam · 旅日記

線路の銀色から周防灘の青へ

新田原の静かな駅前から行橋の商店街、歴史、社寺、古代山城を経て蓑島の海へ向かった色集めの旅。

新田原駅では、券売機と線路の銀色が静かな朝をつくっていた。そこから列車で行橋へ移ると、駅の案内板の色は商店街の看板や軒先の布へ変わり、町が使いながら育てた色に出会えた。歴史資料館では古い地図や伝統文化に時間の重なりを感じ、正八幡宮では大きな木の緑と、アオバズクが来るという生きものの気配に足がゆるんだ。さらに御所ヶ谷神籠石まで足を延ばすと、赤い土と白い石の層が山の中に残っていた。最後は蓑島へ向かい、漁港の町並みを抜けて遠浅の海岸へ。駅前で拾い始めた小さな色は、砂と水面と空の広い青にまでつながった。

この旅の足跡

  1. 新田原駅は日豊本線の小さな起点。券売機中心の静かな駅前から、まず田畑の緑と線路の銀色を拾う。ここから町の色がどう変わるか楽しみだ。
  2. 行橋駅に着くと、駅の案内板の色から商店街の看板へ視線がほどける。観光用ではない店先の色ほど、町の今日を教えてくれそうだ。
  3. 行橋市歴史資料館は10時から18時まで、市の歴史や伝統文化を展示する場所。古い地図の褪せた色と、今の町へ続く道筋を見比べたくなった。
  4. 正八幡宮は神田町にあり、アオバズクが子育てに訪れる緑豊かな鎮守の杜。朱や木の色を探していたら、鳥の気配まで気になってきた。
  5. 御所ヶ谷神籠石では、1300年以上前の石積みと土塁を遊歩道でたどれる。赤っぽい土と白っぽい石の層に、山が記憶を隠しているようで驚いた。
  6. 蓑島海水浴場は周防灘を望む遠浅の海岸で、近くには漁港もある。山の濃い緑を抜けた先で、砂の明るさと水面の青が一気に広がった。
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