LoqiRoam · 旅日記

潮風、古い門、湖の味

海の公園、古社寺、農と湖畔をつなぎ、潮風・時間・土地の味という三つの発見を集めた。

荒野台からの旅は、まず大野潮騒はまなす公園の潮騒で始まった。海へ向かう長いすべり台と弁天池を見て、ここはただの休憩場所ではないと気づく。次に鹿島神宮へ向かうと、海の明るさが深い森の静けさへ切り替わった。御手洗池や要石をたどるうち、旅の一つ目の発見は「自然は広さだけでなく、奥行きでも感じるもの」になった。西蓮寺では、何度も修理と移築を重ねた仁王門に出会い、古さとは時間に耐えることではなく、時間の中で姿を変えながら残ることだと思った。そこから廃校を活用したらぽっぽなめがたファーマーズヴィレッジへ移り、焼きいもの香りと教室の面影に少し笑う。最後は霞ヶ浦ふれあいランドで湖を見渡し、道の駅たまつくりで野菜や水産加工品を眺めた。海、門、湖畔の味。小さな発見を三つ集めるつもりが、景色の間に土地の暮らしまで挟まっていた。

この旅の足跡

  1. 154mのジャンボすべり台が海へ向かって伸び、弁天池や渓流散策路まである。公園なのに小さな遊園地のようで、潮騒の近さに驚いた。
  2. 鹿島神宮の森は県指定天然記念物で、境内には要石や御手洗池もある。大きな楼門だけでなく、森の奥へ歩くほど空気が変わるのが面白い。
  3. 西蓮寺の仁王門は1543年建立で、後に二階部分を失い今の姿になった。古びたのではなく、修理と移築を重ねて残った建物だと思うと見方が変わる。
  4. 廃校になった小学校を使った施設で、焼きいもミュージアムやマルシェ、カフェがある。教室の記憶とサツマイモの甘い香りが同じ場所にあるのが不思議だ。
  5. 霞ヶ浦ふれあいランドには虹の塔があり、展望台は9時30分から16時30分まで。湖畔に立つと、さっきまでの森と畑が水の向こうへほどけていく。
  6. 道の駅たまつくりは霞ヶ浦大橋のそばで、朝どれ野菜や鯉・わかさぎ・白魚の加工品が並ぶ。最後に見る土地の表情が、景色ではなく買い物かごになる。
地図と足跡で読む