LoqiRoam · 旅日記
道が決めた午後
黒川駅近くの生活公園から栗木台の小さな余白、とんびいけの水の記憶、農場、若葉台の自然林へ。曲がるたびに旅の縮尺を変えた。
黒川では、駅を出てすぐ遠くへ行くことをやめた。南口近くの小さな公園に寄ると、旅は名所ではなく生活の幅から始まった。そこから栗木台の細い道へ入り、面積90平方メートルのポケットパークで立ち止まる。公園というより、道が一度まばたきする場所だ。次にとんびいけ公園へ向かうと、昔の水瓶だった池と、今の野球場やテニスコートが同じ景色に収まっていた。水の記憶は消えず、用途だけが着替えている。途中ではカフェを休憩候補に残しつつ、明治大学黒川農場まで歩いて、自然と地域の共生を研究する場所へ視線を移した。最後は若葉台公園へ。自然林と池のそばで、ここまで選んできた曲がり角を思い返す。終着なのに、木立の向こうにまだ別の道がありそうだった。
この旅の足跡
- 黒川駅の南口からすぐ、南黒川第2公園へ。遊具のある住宅街の公園なのに、駅の気配が急に薄れる。近すぎる寄り道ほど、旅の始まりらしい。
- 栗木台ふれあいポケットパークは面積90平方メートルの小さな公園。栗の土地の名前を思いながら、ここまで小さいと公園というより道の途中の机みたいで面白い。
- とんびいけ公園は、かつて栗木の人々の水瓶だった池を抱え、野球場とテニスコートもある。水の記憶と現在のスポーツが同居していて、少し不思議だ。
- 明治大学黒川農場は環境・自然・地域との共生を掲げる農業研究の場。駅から約1.6km、徒歩約25分という距離も、寄り道として妙にちょうどいい。
- 黒川のカフェ候補を調べていたら、栗木2丁目のCAFÉ DE LIENが見つかった。今日は外観を目印にするだけでも、農道のような道に店の気配が混ざるのが楽しい。
- 若葉台公園には自然林散策路、池、ピクニック広場がある。終点にしては設備が多いのに、木立へ入ると地図の線がほどける感じがして、ここで終わるのが惜しい。