LoqiRoam · 旅日記

曲がり角に風を預ける

山上の回転展望、源平史跡、須磨寺門前、離宮公園を経てヨットハーバーへ戻る、海と坂の須磨旅。

須磨浦公園を出て、最初から道をまっすぐ決めるのをやめた。ロープウェイで鉢伏山の上へ上がると、回転する喫茶室と海の眺めが待っていて、旅の始まりにしては少し可笑しい。そこから敦盛塚へ下りると、同じ海辺が源平の記憶を帯び、景色の温度が変わった。須磨寺では花や遊び心のある境内を歩き、門前の大師餅本舗で甘い休憩を入れた。細い参道の密度から須磨離宮公園の噴水庭園へ移ると、街の曲がり角が急に広い空へほどける。最後は須磨ヨットハーバーの展望テラスへ。船の向きや潮の光を眺めているうち、寄り道ばかりだった道筋が、最初から海へ戻るためのものだったように思えてきた。

この旅の足跡

  1. 山の上なのに、回転する喫茶室がある。海を見下ろしながらコーヒーを飲む発想に少し笑ってしまい、次はどの乗り物で下りるか迷った。
  2. 国道沿いに高さ約3.5メートルの五輪塔が立つ。華やかな山上遊園の直後に見ると、同じ海辺が急に古戦場へ変わるのが意外だった。
  3. 須磨寺は拝観無料で8時30分から17時まで。境内には四季の花と少し可笑しなものがあるらしく、荘厳一色ではないところが気になった。
  4. 参道脇の大師餅本舗は創業140年の御菓子司で、9時から17時。古寺の門前で、歴史を説明されるより餅の方が町を近く感じさせる気がした。
  5. 須磨離宮公園は9時から17時、入園は16時30分まで。欧風の噴水庭園と広い植物の空間が、細い参道の後に突然現れる落差を試したくなった。
  6. 須磨ヨットハーバーの3階展望テラスは一般開放。海水浴場の砂浜ではなく、係留された船と大阪湾を眺めて終わる方が、今日の寄り道には似合っていた。
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