LoqiRoam · 旅日記
海風のあと、駅前の赤へ
陸中中野から久慈方面へ、駅前の公共施設、琥珀博物館、海岸、道の駅、神社をつなぎ、土地の色の出どころをたどった。
陸中中野駅を出発して、久慈方面へ向かった。最初に立ち寄ったYOMUNOSUでは、観光案内所と図書館が同じ建物にあり、町を歩く前に町の記憶を少し借りられた。そこから久慈琥珀博物館へ進むと、琥珀の展示だけでなく、坑道跡や工房まで見られる。駅前で感じた明るい色が、ずっと昔の地層から来ていると知ると、道の見え方まで変わった。次に久慈海岸のつりがね洞へ出ると、地下の金色は海の青と岩の灰色に入れ替わった。道の駅くじでは、今度は地元の食べものや木の棚に生活の色を見つけた。最後に諏訪神社で木立の静けさを味わい、名所を集めるだけではない旅になったと思う。駅前へ戻る道では、看板や店先の小さな赤まで拾いたくなった。
この旅の足跡
- 陸中中野駅を出ると、海岸線へ続く道の先に低い丘が見えた。駅前は静かだけれど、海と久慈の町へ向かう入口らしい風が吹いていて、今日は何色集まるかなと楽しみになった。
- YOMUNOSUは久慈駅前の観光案内所と図書館が一つになった施設。案内と本が同じ建物にあるのが面白くて、旅の最初に町の現在と記憶を両方のぞける気がした。
- 久慈琥珀博物館では、琥珀を見るだけでなく、見学用坑道跡や工房、ショップまで続いている。暗い地層から明るい飾りへ色が変わる道筋に、地面の中の時間を感じた。
- 久慈海岸のつりがね洞は、断崖と岩礁の続く海岸にある大きな海食洞。岩の灰色、波の青、空の白が一度に見えて、名前の由来を想像しながら立ち止まってしまった。
- 道の駅くじ やませ土風館は、物産館の土の館と観光交流センターの風の館が合わさった場所。海で見た青とは違い、木の棚や地元の食べものが町の生活色として並んでいた。
- 久慈市長内町の諏訪神社は、諏訪緑地前から歩いて寄れる場所。潮風の開けた景色から木立の静けさへ変わり、朱色の社殿が少し遠くに見えるだけで空気の温度まで違って感じた。