LoqiRoam · 旅日記

玉江の青から、萩の白壁と木の茶色へ

玉江浦の海から萩城跡、堀内の土塀、旧宅、明倫学舎を歩き、最後はカフェで町の色を振り返った。

玉江から始めたのは、駅前の看板を集めるためではなく、まず海の色を確かめたかったから。玉江浦の静かな水辺では、青のそばに古い家や漁の気配があり、旅の入口が観光地の門ではなく暮らしの岸辺になった。そこから萩城跡へ向かうと、海を背にした石垣と指月山の緑が現れた。大きな景色のあとに堀内の土塀を歩くと、白い壁や長屋門の一つひとつが道の速度を落としてくれる。木戸孝允旧宅では瓦と木の茶色に時間を感じ、明倫学舎では古い木造校舎の長い廊下に、町の歴史が授業のように並んで見えた。最後はカフェで休憩。海の青、城跡の灰色、土塀の白、木の茶色を思い返すと、萩は色を一か所に置かず、歩く順番の中に隠している町だと思った。

この旅の足跡

  1. 玉江浦は橋本川を挟む萩の漁の町で、海の青と古い家の色が近い。港の静けさに驚き、ここから城下町へ歩くと何色が増えるのか気になった。
  2. 萩城跡は指月山を背にし、日本海の荒波を天然の要害にした城だった。石垣の灰色と公園の緑がくっきり見え、天守がないのに守りの形が想像できて不思議だった。
  3. 堀内には長い土塀、石垣、長屋門が町筋に沿って残っている。白い壁の連なりを追うと、観光地というより誰かの暮らしの境目を歩いている感じがした。
  4. 木戸孝允旧宅は呉服町に残る生家で、幼少期の書斎や浴室、庭園まで旧態をよく伝える。派手な色は少ないのに、瓦と木の茶色が時間の厚みに見えた。
  5. 萩・明倫学舎は旧明倫小学校校舎を活用し、藩校明倫館跡にも建つ日本最大級の木造校舎だ。大きな木の廊下に立つと、町の歴史が授業のように並んで見えた。
  6. 萩のpatra cafeは城下町観光コースの周辺にあり、歩き終わりに寄れる店として案内されている。石と土塀を見たあと、涼しい席で色の記憶を並べたくなった。
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