LoqiRoam · 旅日記
看板の色から砂の白へ
鳥取の駅前商店街から民藝、カフェ、城跡、公園を歩き、最後は砂丘の白と風へ向かった。
宝木を出て鳥取の駅前に着くと、最初に目に入ったのは大きな屋根と、その下へ吸い込まれるような商店街だった。看板、花、服、器。駅前は思ったよりたくさんの色を持っていた。民藝美術館では、派手ではない器の色がかえって長く残った。cafe SOURCEでコーヒーを飲んでから歩き出すと、通りのざわめきが少しずつ薄まり、久松公園の芝生と城跡の石垣が現れた。博物館のカフェでは窓の向こうの緑を眺め、外で見た景色を内側からもう一度集めた。最後はバスで砂丘へ。白い砂に風の筋が走り、駅前で拾った色が全部ほどけて、空の色だけが大きく残った。
この旅の足跡
- バードハットの下から商店街へ入ると、看板の色が急に増えた。飲食店だけでなく、民藝の店やギャラリーまで続くのが面白い。
- 鳥取民藝美術館は、朝鮮陶磁器から鳥取地方の古民藝まで5000点以上を収蔵している。素朴な器なのに、棚の中で色が強く見えるのはなぜだろう。
- cafe SOURCEは商店街の真ん中で2002年から続く店。古い通りの中に、コーヒーの暗い色と焼きたての明るい色が小さく灯っていた。
- 若桜街道を抜けて久松公園へ向かうと、商店街の看板色が芝生と石垣の色に変わる。春は桜、秋は紅葉の名所というが、今日は緑の濃さが主役だ。
- カフェ・ダール ミュゼは県立博物館の中にあり、大きな窓から仁風閣や久松公園の緑を望める。歩いてきた景色が一枚の窓に戻ってくる感じがした。
- 砂丘ビジターセンターは9時から17時まで開館し、散策前に天気や見られる生きものを確認できる。街の看板色から、風が描く白い線へ来た。