LoqiRoam · 旅日記

川の音から、湖の静けさまで

川辺、祭礼、合流点、山里の交通、ダム湖をつないで、水の表情が変わる旅をした。

出発してすぐ、山道の脇に川の気配を見つけた。最初の発見は、目立つ景色ではなく、細い道のすぐ下で続く水音だった。そこから川合の八坂神社へ向かうと、川合花の舞という湯立神楽が今も伝わっていることを知る。水は自然のものだけでなく、祭りの中心にもなるらしい。浦川方面では、斜面に寄り添う集落の道を歩き、大千瀬川と相川の合流点で二つの流れを見比べた。旅の途中で、川は一つではなく、それぞれ違う速さと表情を持つのだと気づく。最後は浦川駅とキャンプ村の近くを通り、鉄道や吊り橋が山里の暮らしをつないでいることを感じた。佐久間ダムの穏やかな湖面に着くころには、出発点の小さな水音が、広い景色の中へ静かに続いているように思えた。

この旅の足跡

  1. 川合の山道に入ると、天竜川の支流らしい水音がすぐ近くに残っていた。地図では細い道なのに、川の存在感だけは大きくて少し驚いた。
  2. 八坂神社には、毎年10月に川合花の舞が奉納される。湯釜を囲む舞だと知り、静かな境内が夜には別の表情になるのか想像が膨らんだ。
  3. 浦川へ向かう道では、山の斜面と集落の距離が近い。大きな観光施設を探すより、家々の間に残る道の曲がり方を見る方が面白く感じた。
  4. 大千瀬川と相川の合流点は、二つの流れが出会う場所として紹介されている。水の色と速さを見比べるだけで、川にも性格の違いがあると気づいた。
  5. 浦川駅の近くには飯田線が通り、周辺には浦川キャンプ村もある。山深い場所なのに、鉄道と吊り橋が人の往来をつないでいるのが意外だった。
  6. 佐久間ダム周辺は、山間の急流とは対照的に穏やかな湖面が広がる。最後に水の表情が変わり、旅の始まりから続いた流れが静かにほどけた。
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