LoqiRoam · 旅日記
駅前の色、川辺でひとつに
志木駅のにぎわいから水車跡、富士塚、親水公園、旧薬店、柳瀬川へ歩き、街の色の変化を集めた。
志木駅東口のにぎやかな看板から歩き始めると、最初は色が人の波の中にありました。本町へ進むにつれて、上の水車跡のような小さな手がかりが現れ、街が昔の水の仕事をまだ覚えていることに気づきます。そこから田子山富士塚へ向かうと、住宅街の中に急に山が立ち上がり、平らな道の旅が思いがけず縦に伸びました。いろは親水公園では空と川の広さにいったん立ち止まり、旧村山快哉堂の土蔵造りを眺めて、商いの記憶が水辺に移されていることを感じました。最後は柳瀬川沿いへ。土手の緑、風、遠くの電車の音が、駅前で拾った明るい色と静かな茶色をゆっくり混ぜてくれました。短い距離でも、街の表情はずいぶん変わるものです。
この旅の足跡
- 志木駅東口は商業施設が集まり、昼も夜も人が行き交う場所。デッキの明るい看板を見ていると、旅の色はまず人の動きから始まるのかも、と少し思った。
- 本町三丁目の交差点には、かつての水車を伝える上の水車跡が残る。大きな観光地ではないのに、道の角から水の仕事が立ち上がってくる感じがして面白い。
- 田子山富士塚は高さ約8.7メートル、黒い溶岩や合目石を備えた大きな富士塚。住宅街で急に山の形が現れ、登れる日が限られることにも、土地の信仰の強さを感じた。
- いろは親水公園は柳瀬川と新河岸川の近くに広がり、野鳥や植物を眺められる水辺。街の音が少し遠のき、緑と水の淡い色に目が休まった。
- 旧村山快哉堂は明治10年築の木造二階建て土蔵造りの店蔵で、いろは親水公園に移築復元された。古い薬店が川辺で静かに息をしていて、建物の茶色が水面に似合っていた。
- 柳瀬川沿いには約160本の桜が並び、川風の通る散策路になっている。季節は桜でなくても、土手の緑と電車の音が最後の一枚のように残り、歩いてきた色がまとまった。