LoqiRoam · 旅日記
白い旗から海の青まで
立江寺から産直、市場、遍路道、義経と狸の史跡、山の展望、港のボードウォークまで、駅前の色を町の物語として集めた旅。
阿波赤石を出て、最初は立江寺の門前で白っぽい静けさを拾いました。そこから、あいさい広場へ向かうと景色が田畑の緑に変わり、産直の野菜や店の明るい表示が旅を急に元気にしてくれます。恩山寺では木立の深い色に包まれ、同じ小松島でも空気の重さが違うことに気づきました。次に旗山で義経の大きな騎馬像を見上げ、金長神社では狸の置物が並ぶ小さな物語へ寄り道。最後は日の峯の高みから山と町と海を一度に眺め、旧フェリー乗り場のボードウォークへ下りました。駅前で探し始めた色は、白、緑、木陰、金色、狸の茶色、そして港の青。道をつないでみると、町の色は建物だけでなく、昔話と食べものと風の中にもありました。
この旅の足跡
- 立江寺は7時から17時まで開いている第19番札所で、門前の静けさに白い札所の空気がありました。駅前の色を探す旅なのに、最初から時間の層に出会えて少し驚きます。
- あいさい広場は標高25.5メートルの高台にあり、田畑を眺めながら産直市やカフェを楽しめます。野菜の緑と看板の明るさが一緒に見えて、駅前の色が食卓まで続く感じです。
- 恩山寺は小高い山の樹林に包まれた第18番札所で、弘法大師の母にまつわる伝承と県指定天然記念物のびらんじゅが残ります。木陰の緑が思ったより深そうです。
- 旗山には日本一高いと紹介される義経の騎馬像があり、源氏の白旗を掲げた伝承が残ります。小さな山から像だけがすっと立ち上がる景色は、町の記憶が形になったみたいです。
- 金長神社は阿波狸合戦の金長たぬきを祀り、社殿には狸の置物が多く奉納されています。大きな義経像のあとに小さな狸たちを見ると、小松島の物語の幅にびっくりします。
- 日の峯広域公園の展望広場は山・海・町を一望でき、駐車場や東屋、自販機もあります。山道の緑から紀伊水道の青へ視線が抜ける瞬間を想像すると、深呼吸したくなります。
- 小松島港の旧フェリー乗り場にはウッドデッキやボードウォークが整備され、海風を感じる憩いの場になっています。山から下りて見る水平線は、集めた色を静かにまとめてくれそうです。