LoqiRoam · 旅日記

海底から岬の光へ

海面下の坑道から灯台と碑を経て、海岸の反射へ下りる光の散歩。

体験坑道の暗さから始めた。海面下140メートルの作業坑を出ると、地上の光は輪郭を持ちすぎて見えた。そこから龍飛崎へ歩き、水平線、白い灯台、階段国道の高低差を順に拾う。岬の碑の前では、景色が言葉によって少し違って見えた。風を受け続けたあと、海鮮の湯気に視界を曇らせ、最後は竜飛海岸へ下りる。高い場所で大きく見えた海が、帰りには岩間の細い銀色になる。光を追ったつもりが、最後に残ったのは、光が場所の形を変えていく静かな感覚だった。

この旅の足跡

  1. 海面下140mの体験坑道へ、斜度14度の斜坑線で下りる。暗い作業坑から戻った目に、地上の光が少し過剰に白く感じられた。
  2. 龍飛崎は津軽国定公園の一部で、先端から海が大きく開く。風に雲が流れるたび、水平線の色だけが先に変わっていった。
  3. 龍飛埼灯台は日本の灯台50選の一つ。白い塔の周りでは、海の青より先に灯台の輪郭へ目が吸い寄せられた。
  4. 岬には太宰治文学碑と吉田松陰碑が並ぶ。海を見ているはずなのに、短い言葉が風景の向きを変えるようだった。
  5. レストハウス竜飛寿恵盛屋は龍飛崎の海鮮店。焼き物の湯気で眼鏡が曇り、外の強風とは別の速度で午後が戻ってきた。
  6. 竜飛海岸遊歩道は岬の下の海岸をたどる道。上から見た海が、帰りには岩の間の細い銀色になっていた。
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