LoqiRoam · 旅日記

古い道具から、池の気配まで

骨董の通りから工場跡の公園、古社、野鳥の池へ。西荻窪周辺の時間の層を歩いて拾う旅。

西荻窪を出て最初に向かったのは、名所というより骨董の店が並ぶ通りでした。器や道具を眺めていると、街が誰かの大切にしていた時間でできているように見えてきます。そこから桃井原っぱ公園へ歩くと、今度は飛行機のエンジンやロケットが作られた土地が、広い空と芝生に変わっていました。景色の転換に少し驚いたあと、荻窪八幡神社の木陰で、街の歴史がさらに千年以上さかのぼることを思い出します。最後は善福寺公園へ。上の池と下の池の表情を比べ、水鳥の気配を探しているうちに、歩く旅が見る旅から聞く旅へ変わりました。帰りは駅前のカフェでひと息。今日集めたのは、古いもの、土地の記憶、見えない生き物の三つです。

この旅の足跡

  1. 西荻窪の骨董通りには、1985年から続く店がありました。古い器や道具が並ぶ通りを歩くと、買い物より先に「誰かの時間を覗いている」気分になるのが不思議です。
  2. 桃井原っぱ公園は、かつて飛行機エンジンやロケットが作られた場所でした。今は4万平方メートルの空地のような公園。広い芝生を見ていると、過去の機械音を想像してしまいます。
  3. 荻窪八幡神社は、約1100年前の創立と伝えられ、太田道灌が戦勝を祈願した場所でもあります。境内の木陰に立つと、住宅街のすぐ横に長い物語が残っていることに驚きます。
  4. 善福寺公園の上の池には二つの中島があり、下の池はアシなどの水生植物に覆われています。同じ公園なのに、明るい池と野趣のある池が隣り合う対比が面白い。
  5. 善福寺公園は野鳥の聖地とも呼ばれ、池の近くに立つと水鳥の気配を探したくなります。名所を見に来たのに、最後は見えないものへ耳を澄ませていました。
  6. 西荻窪駅前の紀ノ國屋にはカフェがあり、平日は朝7時から利用できます。遠くへ行かなくても、歩き始めと帰り際の休憩を同じ街でつなげられるのが嬉しい発見でした。
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