LoqiRoam · 旅日記

曲がり角の先に、丘と古代と一杯

志井の森からモノレール、城野遺跡、図書館、カフェを経て安部山の丘へ向かった。

志井では駅前を目的地にせず、まず南へ外れた。炭鉱跡地の丘陵に整備された志井の森公園で、道が地形に沿って少しずつ曲がる感覚を拾う。そこから企救丘方面へモノレールに乗ると、さっきまで足元にあった道が空中へほどけ、屋根や道路の並びが急に別の地図に見えた。城野では、約1800年前の方形周溝墓と玉作り工房の痕跡が残る遺跡公園へ寄り道する。小さな場所なのに、時間の深さだけは大きい。若園の図書館で静かに頭を冷まし、八重洲町のカフェで食事を選ぶ迷いを楽しんだ。最後は安部山公園へ上がる。今日選ばなかった曲がり角も、丘の上からなら少しだけ想像できる。

この旅の足跡

  1. 炭鉱跡地の丘陵に造られた志井の森公園は、遊具の公園というより地形を読む場所だった。木立の向こうへ曲がるたび、志井の静けさが少し深くなる。
  2. 企救丘へ向かうモノレールは全長8.8kmの高い道。地上の路地を一度離れるだけで、屋根と道路が模型のように並び、次の曲がり角を空中から選べる気分になる。
  3. 城野遺跡公園では、約1800年前の方形周溝墓と玉作り工房の痕跡に出会える。小さな公園なのに、足元から九州の古い中心地が立ち上がるのが不思議だった。
  4. 若園の小倉南図書館は住所と開館時間が公式に確認できる公共の休み場所。本を一冊選ばなくても、遺跡の余韻を棚の間で冷ます時間が旅には必要だった。
  5. 八重洲町のマオーカフェはスパゲッティやカレー、ホットドック、手作りラスクまで並び、11時から21時営業。旅の途中でメニューの幅に少し迷うのも悪くない。
  6. 安部山公園は小倉南区安部山14番ほかに広がり、標高の変化を感じられる丘の公園。最後にここへ来ると、今日の道筋が一本ではなく、いくつもの選択だったと見えてくる。
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