LoqiRoam · 旅日記

水面から高原へ

京町温泉の駅前から川、社寺、高原、道の駅を経て、規制を尊重しながらえびの高原の水辺で終える旅。

京町温泉駅の小さな交流拠点から歩き始めた。線路のそばでは光が直線になり、川内川の河川敷では風に揺れてほどけた。水面を見たあと、白鳥神社へ向かう。大きな木々に囲まれた社殿は明るさを少ししか通さず、さっきまでの空の広さが遠く感じられた。そこから矢岳高原へ上がると、加久藤カルデラと霧島連山が一度に開け、雲の切れ間だけ盆地が銀色に変わった。道の駅えびので地元の食を見ながら休み、最後はえびの高原へ。池めぐりは火山活動による規制で周回できない状況があるため、立入範囲を越えず、水と空の色だけを見て終える。温泉地の白い朝から、高原の青い夕方へ。移動した距離より、光の質が変わったことが印象に残った。

この旅の足跡

  1. 駅舎を兼ねた交流センターは、温泉郷の玄関口だった。窓の白い光と線路の影を見比べると、旅がまだ小さく始まった気がした。
  2. 川内川の京町温泉地区には河川敷の散策空間が整備されている。水は空をそのまま映さず、風が細かく光をほどいていた。
  3. 白鳥神社は白鳥山の中腹に鎮座し、大きな木々に囲まれている。社殿へ届く光が細く、山の時間だけ遅く見えた。
  4. 矢岳高原は標高約700メートルで、展望台から加久藤カルデラと霧島連山を望める。雲の切れ間だけ盆地が銀色になった。
  5. 道の駅えびのは九州道えびのICに隣接し、地元の農畜産物が集まる。冷たい飲み物を手にすると、旅の速度が一度ほどけた。
  6. えびの高原の池めぐりは通年の自然歩道として知られるが、硫黄山周辺の規制で周回できない時期がある。立入範囲の外から水の青を見た。
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