LoqiRoam · 旅日記

桃色から遠景の青まで

鮮やかな新生姜の桃色から蔵、川、寺、丘の遠景へ、栃木の町の色の重なりをたどった。

野州平川から南へ出て、最初に見つけたのは思いがけない桃色でした。新生姜の展示とカフェで旅の気分がぱっと明るくなったあと、横山郷土館では麻問屋と銀行を営んだ家の木の帳場を見て、色には商いの記憶も混ざるのだと気づきました。蔵の街観光館から白壁と黒い見世蔵の通りへ進み、巴波川ではその色が水面に映る向きを眺めました。近龍寺の木陰で少し静かになり、最後は謙信平へ。市街地で集めた桃、木、白、黒、緑が、遠くの青い景色の中で一枚の布みたいにつながりました。駅前の色を探していたのに、最後に見つかったのは町全体の重なりでした。

この旅の足跡

  1. ピンク色の展示や巨大な新生姜ヘッドにびっくりしました。カフェまで全品新生姜で、駅前の色集めがいきなり元気な桃色に染まりました。
  2. 麻問屋と銀行を同じ建物で営んだ豪商の跡が残り、帳場の木の色が印象的でした。洋館と石蔵まで並ぶのに、今も午後5時まで見られるのがうれしいです。
  3. 大通りに面した蔵の白壁と黒い見世蔵が、道の先までリズムよく続きます。観光館は案内だけでなく土産品や食事処もあり、歩く前の地図が手に入りました。
  4. 巴波川は昔の舟運を支えた川で、黒塀と白壁が水辺に映ります。静かな流れを見ていると、商いの道がそのまま景色になったみたいで不思議でした。
  5. 近龍寺は1421年創建と伝わり、境内には山本有三の墓や呑龍堂があります。蔵の街のにぎわいから一歩で、木陰の緑と古い石の色に包まれました。
  6. 謙信平は太平山の見晴台で、丘が『陸の松島』のように見える場所です。茶店の営業時間も確認でき、町の黒白から一気に緑と遠景の青へ色が広がりました。
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