LoqiRoam · 旅日記

白壁から日本海へ、萩の色を拾う

萩駅から城下町、町家、博物館、萩焼、市場を経て菊ヶ浜へ。白壁の影、器の土色、魚の銀、日本海の青をつないだ。

萩駅前を出て、まず城下町の白を探した。白壁やなまこ壁は、朝の光を受ける面と細い影で表情が変わり、角を曲がるたびに別の色に見える。菊屋家住宅では、その白が庭の土色や木の色へ静かにほどけた。萩博物館で町の歴史や自然を知ると、道で拾った色が単なる景観ではなく、長く続く暮らしの積み重ねに思えてくる。そこから萩焼資料館へ寄り、古萩の器に残るやわらかな土色を眺めた。使う時間で表情が変わると知り、色は完成したものではなく育つものかもしれないと思った。終盤は萩しーまーとで魚の赤や銀を拾い、菊ヶ浜へ向かった。市場の元気な色を受け止めた日本海は、同じ青なのに波ごと動いていた。駅前から始めた小さな収集が、最後には大きな景色になった。

この旅の足跡

  1. 城下町の白壁と影を確かめる。角を曲がるたび白の明るさが変わり、静かな道なのに暮らしの気配が近いのが面白い。
  2. 菊屋家住宅は江戸初期の町家で、主屋や蔵が連なる大きな屋敷。外の白壁から庭の土色へ入ると、景色が急に奥行きを持った。
  3. 萩博物館は歴史や自然、暮らしをまとめて知れる場所。展示を見たあと、道で拾った白や茶色が土地の記憶に見えてきた。
  4. 萩焼資料館には古萩の作品が並び、やわらかな土色に目が留まる。器の色が使う時間で変わると知り、完成って何だろうと思った。
  5. 萩しーまーとは漁港直結の市場で、魚介や地元の食材が並ぶ。赤い魚、銀色の魚、港の青が一度に現れて、旅が急に元気になった。
  6. 菊ヶ浜は萩城跡や古い町並みから近い海岸。市場のざわめきから歩くと、同じ青でも波の青はずっと動いていて驚いた。
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