LoqiRoam · 旅日記

駅前の緑から、渓谷の青まで

地福駅から地域の交流拠点、徳佐八幡宮、長門峡をめぐり、山の緑・桜の記憶・渓谷の青・地元の食の色を集めた。

地福駅を出ると、山の緑がホームのすぐそばまで来ていた。最初は音の少なさを色として拾い、地福分館では観光地とは違う、地域の用事が集まる気配を感じた。ほほえみの郷トイトイに寄ると、買い物の棚とコミュニティスペースがあり、山あいの駅前にも暮らしの明るい色があると分かった。そこから徳佐八幡宮へ移ると、長い参道に続くしだれ桜の話が、今いる季節を越えて景色を染めた。帰りは長門峡へ向かい、岩と急流の間を歩いた。水音が強くなるほど、さっきまでの人工の色が静かにほどけていく。最後に道の駅で阿東の産品を眺め、自然の色を食卓の色へ結び直して旅を終えた。

この旅の足跡

  1. 地福駅は山口線の山あいにあり、ホームから見える緑がとても近い。列車を待つ時間まで景色の一部みたいで、駅前の最初の色は静かな深緑になった。
  2. 地福分館は地域コミュニティの拠点として案内されていて、駅前の小さな町に人の用事が集まる場所らしい。観光色より、暮らしの色が見えたのが面白い。
  3. ほほえみの郷トイトイはミニスーパーとコミュニティスペースを併設する地福の小さな拠点。棚の色と人の気配があり、山あいでも駅前にはちゃんと生活の明るさがあった。
  4. 徳佐八幡宮の参道にはしだれ桜とソメイヨシノが約360本続く。今は花の季節でなくても、長い参道に春のピンクを想像できて、駅前の緑とは別の時間を感じた。
  5. 長門峡の遊歩道は約5.1kmあり、奇岩や急流、深淵が続く。道の駅側から少し入るだけでも水音が強くなり、さっきまでの人の色が岩の灰色にほどけていった。
  6. 道の駅長門峡くんくのだいちは直売所と食事処があり、阿東の産品を味わえる。長門峡駅から徒歩約4分なのも驚きで、渓谷の青緑を地元の食卓へ持ち帰れる終着点だった。
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