LoqiRoam · 旅日記
水の記憶をたどって
小さな公園、花のある散歩道、海岸、内野の歴史と水路、佐潟をつないだ。
青山を出て、最初は近くの公園で旅の目を慣らした。水の名前を持つ小さな場所から、せせらぎと花壇のある寺尾中央公園へ進むと、住宅地の中にも季節を待つ大きな余白があるとわかった。そこから青山海岸へ出ると、道の先に水平線が現れ、歩いている場所の尺度が変わった。内野では、古い地形の一部に建つ神社と、川と川が立体的に交わる景色に出会った。人が土地を変えた跡と、土地が人の記憶を残した跡が近くに並んでいる。最後は佐潟の水面へ。今日は名所を集めたというより、水の姿が小さく変わっていく順番を拾えた旅だった。
この旅の足跡
- 青山水道遊園は、青山水道1番1号にある身近な水辺の公園。出発点のすぐそばなのに、旅の最初に“街にも水の記憶がある”と気づけるのが面白い。
- 寺尾中央公園には広場、せせらぎ、バラ園があり、春にはチューリップが約4万本咲く。住宅地の中で花の規模だけ急に大きくなる感じが、少し可笑しくて嬉しい。
- 青山海岸(小針浜)は夏の海水浴場で、季節外もカフェが営業することがある。砂浜の向こうに夕日を置ける場所だと知り、街の旅が急に水平線まで伸びた。
- 静田神社は内野七番町の高い場所にあり、新川掘削で切断された古い山の一部に建つという。川を造った結果、残った地形が神社になるとは、町の歴史が立体的だ。
- 内野では新川と西川が立体交差する。川が川の上を越える景色は地図より現地で見たい種類の発見で、流れにも上下があるのかと立ち止まってしまう。
- 佐潟公園は西区赤塚にあり、広い水面と周囲の自然を感じられる場所。旅の終わりに見えるものを増やすより、鳥の気配と風だけを残したくなる。