LoqiRoam · 旅日記

海の気配から川風まで

古江から海を望む神社、喫茶、和菓子、公園、太田川放水路へ。文化と味と景色を拾う旅。

古江を出て、まず少し高い場所にある三輪明神広島分祠へ向かった。瀬戸の海を見晴らす境内では、町がただ続いているのではなく、海へ向かってほどけているように見えた。坂を下りて古江新町の喫茶店に入り、ネルドリップのコーヒーと手作りケーキでひと休み。旅の歩幅が一度、店内の時計に合わせてゆるんだ。その後は天光堂で和菓子を選び、名物を大きく構えず持ち帰れる小ささに嬉しくなった。電車で少し移動して草津公園へ出ると、球場や庭園のある緑が住宅地の午後を包んでいた。最後は太田川放水路の河川敷へ。水辺の催しを支える場所を歩きながら、今日集めた三つの発見――海の視界、甘い寄り道、川辺の大きな空――を静かにしまった。

この旅の足跡

  1. 古江から少し上ると、三輪明神広島分祠は瀬戸の海を見晴らす場所にあった。静かな境内なのに視界は広く、町が海へほどけていく感じがした。
  2. 古江新町のこうしい屋蛇舞珈亭は、10時から開く昔ながらの喫茶店。ネルドリップの一杯と手作りケーキを前にすると、歩く速度まで少しゆるむ。
  3. 天光堂古江店では、広島の和菓子を小さく選べる。名物を大げさに構えず持ち帰れるのがよくて、旅の記念が急に日常のサイズになった。
  4. 草津公園は庚午南の住宅地にある広い公園で、球場や日本庭園の案内も見つかる。観光の中心ではないのに、町の午後がそのまま見える。
  5. 太田川放水路の河川敷は自由利用できる水辺で、こいっ子ふれあいの水辺として地域の催しも行われてきた。最後に残ったのは水音より大きな空だった。
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