LoqiRoam · 旅日記
白河で、予定を少し曲げる
新白河から白河駅と城下町を経て、若者の古民家カフェ、南湖の庭園と神社へ向かう変化のある旅。
新白河では、駅前をまっすぐ進む代わりに、まず小さなコーヒースタンドの方向へ曲がった。旅の入口は立派でなくていい。そこから在来線に乗り、白河駅のえきかふぇで県南の気配を拾う。駅を出ると、道は城下町らしく少しだけ折れ、小峰城歴史館では石垣の向こうに模型やVR、古文書まで待っていた。歴史を見たあと、若者のたまり場になっている古民家カフェEMANONへ向かったのは、過去だけで町を語りたくなかったからだ。最後は南湖へ。翠楽苑の庭の線を歩き、南湖神社の湖畔で足を止める。出発点から遠く離れたわけではないのに、コーヒー、城、古民家、水面と、曲がるたびに旅の温度が変わった。
この旅の足跡
- 駅から少し外れたミクロカフェは、コーヒースタンドらしい小ささが気になる。新幹線待ちの人が散歩で見つけたという話にも、偶然の入口を感じた。
- 白河駅の構内にあるえきかふぇは、県南地方の特産品も扱う。列車を待つ場所なのに、土地の味が小さく並んでいるのが少し不思議だ。
- 小峰城歴史館では城の模型やVRシアター、歴代城主ゆかりの古文書や美術工芸品を見られる。石垣だけだと思っていた自分の予想が外れた。
- 本町9のEMANONは築90年の古民家を改修したカフェで、高校生や若者のたまり場でもある。古い壁が、未来の相談場所になっている。
- 南湖公園の一角にある翠楽苑は、五郎窪山45-1に位置する池泉回遊式の庭園。城下の道から急に水と植栽の余白へ出る感じを味わいたい。
- 南湖神社は南湖公園の湖畔に鎮座し、松平定信を祀る。公園を庶民にも開いた人物の記憶が、水辺の静けさに重なって見える。