LoqiRoam · 旅日記
駅前の色を集めて、空の色まで
宗道駅から水路、神社、自然施設、道の駅、川辺へ。生活と景色の色を拾う遠回り。
宗道駅を出た朝は、青い駅名看板と白っぽい空が最初の色だった。駅前の道を少し外れると、旧江連用水の遊歩道に水利の古い記憶が残り、景色は土の茶と草の緑へ変わった。そこから一言主神社へ向かうと、深い木立の中に朱色の社殿が見えた。色を集めているつもりだったのに、言葉の力を司る神さまの場所で、旅には見えない色もあるのだと思った。水海道あすなろの里ではさらに緑の中でひと息つき、道の駅しもつまでは農産物やベーカリーの棚に並ぶ橙や黄色を楽しんだ。最後は小貝川ふれあい公園へ寄り、細かな色をいったん手放して、川沿いの青と空の白を見上げた。駅前から始めた小さな旅は、町の生活、祈り、自然、食べものを順番に通り抜けて、最後に空へ戻ってきた。
この旅の足跡
- 宗道駅は関東鉄道常総線の小さな駅で、駅舎の大きな柱とベンチが温かく迎えてくれる。朝の青い看板を見て、町の色を集める旅を始めた。
- 宗道の旧江連用水雨水幹線は、明治の水の記憶につながる遊歩道として町の中に残っている。駅前の青から、水路沿いの茶と緑へ景色が変わった。
- 一言主神社では、木立の深い境内から朱色の社殿が現れる。言葉の力を司る神さまだと知り、色だけでなく、願いの気配まで静かに拾った。
- 水海道あすなろの里は8時30分から17時まで開園し、木々の中でゆっくり過ごせる場所。さっきの朱色が遠のくほど、緑が大きく見えてきた。
- 道の駅しもつまには農産物販売、食事処、ベーカリーがあり、納豆工場まで見える。棚の橙や黄色を眺めていたら、町の味は景色の一部だと思った。
- 小貝川ふれあい公園は河川敷に広がり、春には約500万本のポピーが咲く。今日は花の季節でなくても、川の青と広い空に目が戻っていく。