LoqiRoam · 旅日記
駅前の色が川と山に広がった日
式敷駅から江の川、食、カヌー公園、常清滝、香淀の大イチョウ、展望台へ、近景と遠景の色をつないだ旅。
式敷駅を出たときは、駅前の小さな道と山の緑を拾うつもりでした。けれど式敷大橋まで歩くと、江の川の青が景色の中心になり、旅の幅が急に広がりました。川の駅常清では鮎だし醤油や作木町産のおむすびを知り、水の流れが食卓にも続いていることに気づきました。カヌー公園の赤いモニュメントと明るいカフェで少し休み、そこから常清滝へ。三段の白い滝は音まで大きく、静かな駅前とは別の旅が始まったようでした。香淀の大イチョウでは、まだ見ぬ秋の黄色まで想像し、最後は作木ふれあい公園の展望台へ上がりました。近くの赤、川の青、木々の緑、滝の白。集めた色が遠景の中でひとつに戻る、素朴だけれど満ちた寄り道でした。
この旅の足跡
- 式敷大橋を渡ると、駅の静かな灰色が江の川の青にほどけました。橋の上では山の緑まで水面に映り、最初の一色が思ったより大きく広がりました。
- 川の駅常清では、鮎だし醤油や作木町産のお米を使ったおむすびが見つかります。川舟の記憶を感じながら、食べものの色まで土地につながっているのが面白いです。
- 真っ赤なカヌーのモニュメントが目印の公園で、江の川の水面と木造のカフェを眺めました。遊ぶ場所なのに空気はゆったりしていて、赤と緑の組み合わせに元気が出ます。
- 常清滝は三段に分かれる高さ126メートルの滝で、遊歩道を進むと滝つぼ側から全体を見られます。遠くの白い線が近づくほど太くなり、音まで景色になる場所でした。
- 香淀の大イチョウは推定500年以上、樹高約32メートル。境内の建物を覆う枝と、珍しいラッパ状の葉を想像すると、まだ緑の季節でも黄色の未来が見える気がしました。
- 作木ふれあい公園の遊歩道の先には展望台があり、江の川の雄大な景色を見渡せます。最後に高いところへ上がると、集めた青や緑が一枚の景色に戻っていきました。