LoqiRoam · 旅日記

雪国の町で、三つより多い発見

利き酒、雪国の暮らし、温泉街、木陰、山の季節をつないだ小さな発見の旅。

ガーラ湯沢を出ると、スキー場へ急ぐ人の流れから少しだけ横にそれた。駅前で出会ったのは、県内の酒蔵を小さな杯で比べられる利き酒の仕組み。ひと口ごとに味が違うので、米や水のことまで想像が広がった。次に雪国館へ向かうと、川端康成の文学だけでなく、雪国の住まいや町の歴史が見えてきた。旅の二つ目の発見は、雪が景色ではなく生活の設計図になることだった。高台の宿を見上げる坂では、温泉街の看板と山の近さが重なり、物語の舞台を歩いているような気分になる。そこから中央公園へ移ると、小川と木陰が観光の速度をすっと落としてくれた。最後は山側へ戻り、夏の緑をゴンドラの高さから眺める。杯、暮らし、斜面。三つを集めるつもりが、間にあった静かな道まで宝物になった。

この旅の足跡

  1. 駅の中に新潟の酒蔵がぎゅっと集まり、五つまで試せる利き酒機があった。味を比べるほど、雪と米の関係が気になってきた。
  2. 雪国館は川端康成の世界だけでなく、雪国の住生活や湯沢町の歴史も見せてくれる。文学の風景を探しに来て、暮らしの工夫に先に驚いた。
  3. 高台の宿が見下ろす湯沢は、温泉街なのに山の近さが消えない。川端康成も眺めたという景色を想像すると、坂道まで少し文学的に見えた。
  4. 中央公園には木陰とベンチ、小川の音があり、観光の速度を自然に落としてくれる。スキーの町にも、滑らない時間を受け止める涼しい場所があった。
  5. 夏のGALAは雪の代わりに山の緑とゴンドラの高さを見せてくれる。冬の入口だと思っていた駅から、季節をまたぐ景色が返ってきた。
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