LoqiRoam · 旅日記
山あいの駅から、色が少しずつ増えた日
吉野生から松丸へ移動し、集落、駅の温泉、道の駅、水族館、広見川をめぐって駅前の色を集めた。
吉野生駅を出た朝は、線路の向こうの緑と静かな空気がいちばん目に残った。集落の道をゆっくり歩くと、屋根や田畑、家の前の小さなものまで、暮らしの色が見えてきた。そこから予土線で松丸へ移ると、駅の中に温泉があることにびっくり。ホームと湯気が同じ景色にあるのが面白かった。虹の森公園では地元の食や木の棚、光を返すガラスを見て、旅が少しにぎやかになる。おさかな館では山の緑から魚の銀色へ目が変わり、最後に広見川へ寄ると、水の流れが一日の色を静かにまとめてくれた。
この旅の足跡
- 吉野生駅のそばは、線路と山の緑が近くて、朝の空気まで少し青く見える。小さな駅から歩き出すと、どんな生活の色に出会えるのか楽しみだ。
- 駅から少し離れると、田畑と木造の家がゆっくり現れる。観光地らしい派手さはないけれど、屋根や洗濯物の色に暮らしの温度があり、歩く速度が自然に落ちた。
- 松丸駅は、駅の中に温泉がある。ホームから見える山の景色と湯気の気配が一緒になって、駅がただ乗り換える場所ではなく、町の休憩所にも見えてきた。
- 虹の森公園まつのでは、地元の特産品や食事に加えて、ガラス体験までできる。木の茶色、野菜の緑、光を返すガラスが並び、駅前の旅が急ににぎやかになった。
- おさかな館は愛媛県内唯一の淡水水族館で、四万十川に生きる魚など約100種を展示している。山の緑を見てきた目に、魚の銀色が新鮮で、アカメの大きさに驚いた。
- 広見川は四万十川水系の支流で、アユやウナギ、川ガニにも恵まれている。岸辺の濃い緑と水面の銀色を眺めていると、今日集めた色が川へ流れ込むように感じた。