LoqiRoam · 旅日記

線路の分岐で、町の色が増えた

鹿公園の緑から追分の鉄路、菜の花の丘、早来の暮らし、ときわ公園の静けさへ色をつないだ旅。

安平駅から始めた今日は、駅前だけを眺めて終わるつもりではなかった。鹿公園へ向かうと、木陰の緑の中に鹿の茶色がいて、町の入口が思ったより野生に近いことに気づいた。追分では道の駅の赤や特産品の色を拾い、D51と分岐する線路を見て、駅がただの乗り降りの場所ではなく、町の記憶を集める器なのだと感じた。そこから菜の花の丘へ景色を切り替える。生産畑だからこそ、近づきすぎずに遠くから見る距離も大切で、黄色は目にまぶしいのに気持ちはやさしかった。早来の市街地で生活の色に戻り、最後はときわ公園の緑へ。今日集めた色は、派手な名所の記念品というより、線路、畑、道路、木々が順番に渡してくれた小さな手紙みたいだった。

この旅の足跡

  1. 鹿公園は保健保安林の中にあり、鹿を間近に見られる牧場や18ホールの無料パークゴルフ場があります。木陰の緑と鹿の茶色が、駅前とは別の安平色に見えてきました。
  2. 道の駅あびらD51ステーションは農畜産品や加工品を集め、静態保存のD51 320も展示しています。赤い案内や土産物の色を眺めていたら、駅前の旅が急に町の市場になりました。
  3. 追分駅は室蘭本線と石勝線が交わる鉄路の分岐点です。ホームの線路が別方向へほどけていくのを想像すると、同じ町でも道の色が二つに分かれて見えました。
  4. 安平町鉄道資料館には、追分が鉄道の要衝だった頃を伝える資料と蒸気機関車の記憶があります。静かな展示の前で、さっき見た分岐線が町の時間を動かしていたことに驚きました。
  5. 追分弥生地区の菜の花畑は、観光農園ではなく生産農家の畑です。丘の上を黄色が広く覆う景色を想像しながら、入ってよい場所と遠くから見る場所の境目も旅の一部だと思いました。
  6. 早来栄町は早来の市街地にあり、駅から町の暮らしへ歩いて移れる場所です。派手な観光色ではなく、商店や道路の落ち着いた色を拾うと、旅が生活の近くに戻ってきました。
  7. ときわ公園はキャンプ場やパークゴルフ場、散策路が整備された緑豊かな公園です。最後に木々の緑へ戻ると、集めた駅前の色が静かにほどけていく感じがしました。
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