LoqiRoam · 旅日記
提灯と路地、都電の音
巣鴨新田から庚申塚、地蔵通り、高岩寺、都電沿いの緑を経て、大塚の提灯へ向かう散歩。
巣鴨新田を出ると、まず線路の近くにある小さな甘味処へ向かった。停留場の目の前で、都電を眺めながらおはぎを食べられるという組み合わせが可笑しくて、旅の方向がすぐに決まった。そこから庚申塚へ歩き、巣鴨地蔵通りの長い商店街に入る。店名、赤い文字、手描きの案内が次々に現れ、通りそのものが大きな看板のようだった。賑わいの先では高岩寺の境内に入り、水を受ける洗い観音の前で歩幅を落とす。帰りは都電沿いの緑を眺めながら大塚へ向かい、最後に提灯の連なるのれん街へ。甘味、寺、花、夜の食の順に景色が変わり、近い範囲でも街は何度も別の顔を見せてくれた。
この旅の足跡
- 停留場のすぐ前に甘味処があるとは思わず、都電が通るたび店内の時間まで揺れるようでした。おはぎと焼きそばが同じ場所にある理由を考えながら休みます。
- 巣鴨地蔵通りは約780メートルに店が連なり、毎月4の付く日は縁日で賑わうそうです。店名の文字を追うだけでも、通りが一枚の長い看板に見えてきます。
- 高岩寺は本堂を午前6時から午後5時まで開け、洗い観音は24時間参拝できると案内しています。賑やかな通りの中で、水を受ける観音の姿だけがゆっくり見えました。
- 都電荒川線沿いには大塚バラロードの緑が続くと紹介されています。線路と住宅の間に花の帯が現れると、路面電車の音まで景色の一部に聞こえました。
- 大塚のれん街には海鮮居酒屋、たこ焼き、餃子、焼きとんなどの店が並び、駅北口から徒歩1分です。提灯の列を見ていると、夕方の街が急に祭りの顔になります。