LoqiRoam · 旅日記

小さな赤から湖の青まで

駅近くの地元色から酒蔵と食文化、人物の記憶、川辺、湖畔の洋館を経て長浜へ向かった。

猪苗代駅を出ると、今日は晴れたり雲がかかったりする空。最高気温は28〜30度ほどの予報だったので、まず道の駅で水分を整え、磐梯山の青と赤べこの赤、地元のお酒やお菓子の色を眺めた。市街地へ戻って稲川酒造店の古い蔵に寄ると、旅の色が少し落ち着く。三ツ和では河京ラーメン館のレトロな空間で麺を味わい、その近くの野口英世記念館で、紙幣の肖像だった人がこの土地の暮らしから始まったことを知った。そこから川桁の観音寺川へ移ると、桜の季節ではないのに水音と緑が道をつくっていた。天鏡閣の白い洋館で湖を想像し、最後は長浜へ。駅前で拾った赤や茶や木の色が、夕方には猪苗代湖の青へゆっくり溶けていった。

この旅の足跡

  1. 道の駅猪苗代は磐梯山と猪苗代湖を両方望める場所で、赤べこや猪苗代縞まで並ぶ。山の青と売り場の赤、最初に集める色がもう多い。
  2. 嘉永元年創業の稲川酒造店は、猪苗代の水と時間を酒にしている。古い蔵の落ち着いた色を見ていたら、駅前のにぎわいにも地元の深さがある気がした。
  3. 河京ラーメン館は2階が喜多方ラーメンとサイドメニューのビュッフェ、1階はレトロな食事空間。ラーメンの色を自分で組み立てる感じが楽しい。
  4. 野口英世記念館では生家と約70分の展示を見られる。千円札で知っていた顔が、猪苗代の暮らしの中にいたことへ、急に距離が縮まった。
  5. 観音寺川は両岸約1kmに約200本の桜が続き、川桁駅からすぐの川辺。今日は夏だけれど、緑の両岸と水音が桜の季節を想像させた。
  6. 天鏡閣は猪苗代湖畔のルネッサンス様式の洋館で、明治の別邸として建てられた。木立の中の白い建物に、湖を眺める人の夢が残っている。
  7. 長浜は遠浅で波が静かな猪苗代湖の湖岸。夏は湖水浴、冬は白鳥で親しまれる場所だそうで、今日は青い水と白い雲だけでも十分に広かった。
地図と足跡で読む