LoqiRoam · 旅日記

駅前の色が、山と湖まで続いていた日

川湯温泉駅を起点に、硫黄山、ビジターセンター、屈斜路湖の砂湯、屈斜路コタン、川湯風景林をめぐった。

川湯温泉駅の木造駅舎と足湯から、駅前の色を集め始めた。木の茶色と湯気の白は、寒い土地の入口にある小さな暖色だった。硫黄山へ向かうと、白い噴気と黄色い硫黄が地面から現れ、駅前の温かさが大地の熱につながって見えた。ビジターセンターで周りの自然を知ると、次に見る景色への目が少し広がる。屈斜路湖では砂を掘って手元に湯気を作り、青い湖に自分の色を一つ足した。資料館では木彫や衣服の模様に土地の記憶を見つけ、最後は森の緑と湯けむりへ戻った。駅前だけの色を探すつもりが、火山と湖と文化まで一緒に持ち帰る旅になった。

この旅の足跡

  1. 川湯温泉駅は1936年竣工の木造駅舎で、駅舎内に喫茶店、外には無料の足湯がある。木の茶色と湯気の白が、寒い朝を少し明るく見せていた。
  2. 硫黄山では白い噴気のそばに黄色い硫黄が見え、地面から熱が立ち上がっていた。駅前で感じた湯気の暖かさが、ここでは大地そのものの色になっていて驚いた。
  3. 川湯ビジターセンターでは、川湯の森や火山、周辺の自然を知る手がかりを得られる。外で見た白と黄色が、地図や説明を通すと別の景色に見えてきた。
  4. 屈斜路湖の砂湯は、砂浜を掘ると温泉が湧き、湖を見ながら自分だけの足湯を作れる。青い湖の前で手元だけ湯気になるのが不思議で、思わず深く掘りたくなった。
  5. 屈斜路コタンアイヌ民族資料館は屈斜路湖南岸にあり、アイヌの歴史や文化を五つのテーマで紹介している。自然の線が衣服や木彫の模様になるのを見て、色の集め方が変わった。
  6. 川湯風景林は森と湖が調和する場所で、深い針葉樹の緑の向こうに温泉の気配が残る。湖の青と火山の黄色を思い出しながら歩くと、駅前へ戻る道まで旅の続きになった。
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