LoqiRoam · 旅日記

駅前の色、川辺の風へ

新琴似の歴史から安春川、麻生商店街、屯田と緑地へ進み、駅前の色を街の記憶・人の流れ・自然の中で集めた。

新琴似駅を出ると、最初に見えたのは明治19年の屯田兵中隊本部だった。小さな木造の建物と屋根の形を眺めているうち、駅前はただの出発点ではなく、昔の暮らしが今の道に重なっている場所だと感じた。そこから若松館跡へ寄り道すると、かつて歌舞伎を楽しんだ人たちの声を住宅街の静けさの中に想像できた。安春川では、いったん枯れた水がよみがえり、遊歩道になった時間の長さに驚いた。静かな川辺から麻生商店街へ移ると、五叉路と店先の色、人の流れが一気に増える。旅の後半はバスで屯田西公園へ向かい、野球場やテニスコートの白線、遊具の明るい色を拾った。最後の新琴似グリーン公園では、長い園道と芝生の緑がすべてを落ち着かせた。今日は看板の色を集めるつもりで出発したのに、川の音や古い建物の影まで持ち帰る旅になった。

この旅の足跡

  1. 駅を出てすぐ、明治19年の木造本部が静かに立っていた。屋根の形は素朴なのに、当時のジオラマまで残ると知って、駅前の色が急に深くなった。
  2. 住宅街の一角で、かつて常設の歌舞伎劇場が栄えた場所を想像した。今は跡地だけなのに、ここで人が笑っていたと思うと道の色まで少し華やぐ。
  3. 安春川は一度水が枯れたあと、遊歩道と親水広場のある川に戻ったそうだ。せせらぎを追うと、開拓の道が今の散歩道に変わった不思議が見えてくる。
  4. 麻生商店街の中心には五叉路の景色があり、店や活動が集まっている。道が五つに分かれるだけで人の気配まで混ざって見え、駅前の色を一番にぎやかに感じた。
  5. 屯田西公園は野球場やテニスコートだけでなく、遊具やウォータースライダーまである大きな運動公園だった。住宅地の先で、街の色が急にスポーツの白線へ変わる。
  6. 新琴似グリーン公園の外周には舗装された長い園道があり、芝生や遊具、野球場もそろう。最後に歩くと、駅前で拾った赤や黄色が緑の中でゆっくり落ち着いた。
地図と足跡で読む