LoqiRoam · 旅日記

看板の赤、土の赤、森の緑

新江古田から森、富士塚、南北の商店街、哲学堂公園をつなぎ、駅前の色を緑とともに集めた。

新江古田を出ると、すぐに街の音が少し遠のいて、江古田の森公園の緑に包まれた。そこから富士塚へ向かうと、木々の緑とは違う土の赤茶色が現れた。雪が富士山に見えたという由来も、景色の見立て方が面白い。江古田駅の南口では学生街らしい食べものの色、北口では生活を支える店々の色を見比べた。同じ駅なのに、通りの表情がちゃんと違う。最後は哲学堂公園へ足を伸ばし、名前のついた門や石を眺めながら、色にも役割があるのか考えた。帰りは森の緑に戻り、今日は派手な色から静かな色まで、駅前を起点にずいぶん遠くまで集められた気がした。

この旅の足跡

  1. 駅から歩いてすぐなのに、江古田の森公園は樹林が深くて緑が一色ではない。旧療養所の跡地を生かした防災公園なのも意外だった。
  2. 小さな山のような富士塚が神社の境内にある。夏の雪が富士山に見えたという由来を知り、土の赤茶色まで昔話の一部に見えてきた。
  3. 南口の旭丘文化通りは、学生街らしい食べものの看板と生活雑貨が混ざる通り。かわいい色が多いのに、歩く人の速さは落ち着いている。
  4. 北口商店会は浅間神社前から羽沢まで続き、業種の違う店が並ぶ。南口とは看板の密度が少し違って見えて、同じ駅でも表情が二つある。
  5. 哲学堂公園には、哲学の考えを表す古建築や石造物が七十七場ある。名前を追って歩くと、緑の中に不思議な形の色がぽつぽつ現れる。
  6. 哲学の庭を抜けて、最後は江古田の森公園で木々の濃淡を見直した。派手な駅前の色も、ここまで来ると遠い記憶みたいにやさしくなる。
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