LoqiRoam · 旅日記
まっすぐ行かない午後
寺内町の路地から願泉寺、長屋のカフェ、海辺の展示と浜を経て、水間寺の緑へ抜ける寄り道の旅。
東貝塚を出たとき、目的地を一つに決める気分ではなかった。水間鉄道と徒歩をつなぎ、まず貝塚寺内町の細い道へ入る。土蔵や格子戸の向きに誘われて歩くと、願泉寺の大きな本堂が町の奥から現れた。歴史の重さを見たあとは、築70年の長屋を改装したそらCafeで昼の休憩。そこから海側へ移動し、自然遊学館でスナメリや近木川の魚を眺めてから、二色の浜の砂利浜へ出た。室内で見た海と、風のある海は似ているようで違う。最後はまた電車に乗り、水間寺と公園の自然林へ。海でほどけた気分が、山の緑の中で静かにまとまった。
この旅の足跡
- 寺内町の細い道には土蔵や格子戸が残り、観光案内より先に家々の向きが目に入った。曲がるたび、町が少しずつ古くなる。
- 願泉寺は1663年再建の大きな本堂と、彫刻や色彩豊かな天井が見どころ。外から見ても、寺が町の中心だった理由が少しわかる。
- 築70年の長屋を改装したそらCafeは、ランチ11時から15時。細いあぜ道の先に座敷が現れるらしく、見つける過程まで昼食になりそうだ。
- 自然遊学館はアンモナイト型の外観で、スナメリやアカウミガメ、近木川の魚を展示している。海へ行く前に、海の気配を室内で拾う。
- 二色の浜公園の海浜緑地は砂利浜と松の景色があり、24時間開放。砂浜の海水浴場とは違う、少し無愛想な海の表情を見に行く。
- 水間寺は水間観音駅から商店街を通って約10分。利用時間は8時30分から16時で、水間公園には自然林の遊歩道もある。遠回りの終点にちょうどいい。