LoqiRoam · 旅日記

看板の赤から、木の緑へ

四条大宮の交通色から神社、商店街、寺、城跡を経て、梅小路公園の緑へ移る旅。

四条大宮では、電車とバスと店の看板が一つの交差点に集まり、旅の色がいきなり濃く始まった。そこから西へ歩くと、二つの本殿が並ぶ梛神社に出会った。朱色を探していたはずなのに、丈夫な葉脈を持つ梛の木の緑がいちばん強く残った。三条会商店街では、店先の食べ物や看板を眺めながら、午後は通りが歩行者の道になることも知った。壬生寺で土と石の静けさに寄り道し、二条城で歴史の輪郭を大きく眺めたあとは、公共交通で梅小路公園へ向かった。最後に広い芝生と木々、鉄道の気配を見ていると、駅前で集めた赤や黄色が、緑の中でゆっくり混ざっていくようだった。

この旅の足跡

  1. 四条通に面した駅前は、阪急と嵐電が近く、ロータリーの向こうまで店の看板が続いていました。交通の玄関口なのに、区境の気配まで見えるのが面白いです。
  2. 四条通の南側で、梛神社と隼神社の二つの本殿が横に並んでいました。梛の葉は縦に走る葉脈が丈夫さの象徴だそうで、鳥居の朱色より先に緑の強さが目に残ります。
  3. 三条通を東西に長くのびる商店街では、午後の時間帯に千本から堀川の間が車両通行止めになります。店先の色を歩いて拾える道なのに、生活の交通ルールも見えてきます。
  4. 壬生寺は991年創建で、庶民的な境内に本堂や壬生塚があります。9時から17時まで開いていると知り、商店街の明るさのあとに、静かな石と土の色を見たくなりました。
  5. 二条城は大宮駅周辺から堀川通を北へ歩く流れに置けます。大きな城郭の輪郭は、細い商店街や寺の門とは別の青みがかった時間をつくり、歩幅まで少し大きくなりました。
  6. 梅小路公園は市街地の中に約13.7ヘクタールの緑を抱え、芝生広場や河原遊び場、朱雀の庭、いのちの森があります。終わりに来ると、駅前で集めた色が風の中でほどけました。
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