LoqiRoam · 旅日記

水音から城下町の足音へ

梓川の水音から波田の食、列車の揺れ、新島々の山の気配、松本の足音へ。

梓橋では、旅の目的を決める前の水音を聞いた。梓川ふるさと公園の散策路を歩き、波田では土地の農産物とそばに寄り道した。食後に波田駅へ向かい、上高地線の列車に乗る。新島々で山の入口の空気を吸ってから松本へ戻ると、中町通りの白壁と店先の気配が待っていた。今日は名所を集めたのではなく、音の居場所を少しずつ変えていった。最後に残ったのは、遠くの山より近くの足音だった。アクセントのない一日が、静かに満ちていた。

この旅の足跡

  1. 梓川ふるさと公園は、梓川の清流と開放的な空に囲まれ、修景池のまわりに散策路が巡っている。水の音が旅の最初の拍子になった。
  2. 味工房はたでは、地元農産物のジュースやおかき、漬物が並び、そばも食べられる。田園を歩いたあと、土地の音が味に変わる気がした。
  3. 波田駅から新島々までは上高地線で約6分。小さな駅の静けさから列車が動き出す瞬間、歩いてきた道が一本のリズムにまとまった。
  4. 新島々駅は上高地や乗鞍高原方面への接続点。駅前に立つと、町の終点ではなく山旅の入口にいるようで、空気の向きまで変わって感じられた。
  5. 中町通りには、かつての問屋街の面影と新しい店が共存している。白壁の通りで聞こえた足音は、旅の終わりを静かに知らせた。
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