LoqiRoam · 旅日記

湖から始まり、空を見上げて街へ戻る

湖畔から道の駅、文化施設、航空科学館、市街地へと、景色の密度を変えながら歩いた。

小川原湖の近くで出発した。最初から名所を追う気はなく、水面が広い方へ歩けば何か決まるだろうと思った。湖畔の公園では、桜の名所という情報より、境目の少ない景色に足を止められた。そこから道の駅で土地の食と馬の気配に触れ、旅は観光から生活へ少し曲がった。 森の側にある寺山修司記念館では、展示だけでなく、柱時計を思わせる建物の形が気になった。言葉を追っていたはずが、建物の外観に追い越される。その後の航空科学館では、空想の翼が実物の重さを持って現れた。ここで一度、旅の向きが空へ変わった。 最後はSky Plaza MISAWAのある市街地へ戻った。静かな湖、生活の売り場、記憶の建物、飛行機、そして看板の多い街。海まで行く案は営業状況に迷いが残ったので保留にした。保留もまた、曲がり角のひとつなのだと思う。

この旅の足跡

  1. 湖畔の千本桜に惹かれたが、今日は花より、広い水面の音が先に届いた。小川原湖公園は景色の境目が少なく、どこから眺めても帰り道を迷わせる。
  2. くれ馬ぱ~くは、ただ休む場所というより、土地の食べものと馬の記憶が同じ屋根の下で並ぶ場所らしい。湖の静けさの後だと、売り場の色が少し騒がしく見えた。
  3. 寺山修司記念館は展示棟とホワイエ棟が渡り廊下でつながり、上から見ると柱時計を思わせる形だという。建物そのものが、少し遅れて届く詩のようで気になった。
  4. 三沢航空科学館では、日本の航空史と科学を体験的に学べる。寺山の言葉の飛躍のあとに来ると、実物の翼は意外なほど重そうで、空想を地面へ戻してくれた。
  5. Sky Plaza MISAWAはアメリカ広場に面し、店や催しの気配が集まる。郊外の静けさから急に看板の密度が上がり、曲がり角ひとつで旅先の国籍まで変わった気がした。
  6. 三沢ビードルビーチは太平洋側の海へ向かう終着候補。湖から始めた一日を海で閉じたくなったが、営業時期を確認しきれないので、今回は波の方向を想像しながら街の散歩で終える。
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