LoqiRoam · 旅日記

看板の赤から、庭の黄色まで

荒木の食から成田山、商店街、文化施設、庭と公園へ、久留米の色を段階的に集めた。

荒木駅を出て、最初に拾ったのは富松うなぎ屋の焼けた茶色だった。駅前の小さな始まりから、上津町の成田山へ向かうと、白い観音像が町の奥から急にせり上がって見え、旅の向きが変わった。そこから久留米のほとめき通りへ移ると、六ツ門まで続く商店街の看板や軒先が、歩くたびに別の色を見せてくれた。にぎわいを十分に浴びたあとは石橋文化センターへ入り、美術館と庭で色の速度を落とした。楽水亭では久留米絣や籃胎漆器の土地らしい手触りに出会い、最後は中央公園のKURUMERUへ。レモン色の飲みものと広い緑を眺めながら、駅前の色は建物だけでなく、食べたもの、聞こえた声、休んだ時間まで含んでいるのだと気づいた。

この旅の足跡

  1. 荒木駅から約1キロ、富松うなぎ屋荒木店へ。10時から21時までの店内には90席あり、香ばしい焼き色を昼の最初の一枚にしたくなった。
  2. 上津町の成田山久留米分院明王寺は9時から17時。大きな観音像を目にすると、平らな町の向こうに急に白い山が立ったようで驚いた。
  3. 西鉄久留米駅前から六ツ門まで、7商店街がつながるほとめき通り。アーケードの下で店の看板を追うと、駅前の色が一枚ではないと分かる。
  4. 久留米市美術館は10時から17時。石橋文化センターの庭へ入ると、商店街の強い看板色が緑と作品の静かな色にほどけていく。
  5. 楽水亭は石橋文化センター内のカフェで、久留米絣や籃胎漆器など地場の品も扱う。庭を見ながら休むと、土地の色が手触りに変わる。
  6. 中央公園のKURUMERUは平日10時から17時。約23.8ヘクタールの緑に出て、最後はレモンのミルクセーキの黄色を空の下で思い出した。
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