LoqiRoam · 旅日記
駅前の色が、盆地と木陰まで続いていた
徳佐駅前の暮らしの色から、りんご畑、船平山の盆地景観、道の駅の地域の品、徳佐八幡宮の歴史へと旅をつないだ。
徳佐駅を出ると、駅舎の落ち着いた色のすぐ向こうに田園が広がっていた。駅前の生活道では軒先や看板の小さな色を拾い、町の普段の表情を少しだけ覗いた。 農地へ進むと、徳佐りんごの産地だと知っていたせいか、緑の中に赤い実を探す目になった。船平山の展望では、水田や赤い石州瓦の屋根、山口線が盆地の中に並び、さっきまで近くで見ていた色が一枚の景色へ変わった。 道の駅 願成就温泉で地域の品を眺めると、景色の緑やりんごの赤が食べものの色になって戻ってきた。最後は徳佐八幡宮へ。長い由緒を持つ境内の木陰で、駅前から続いてきた色を静かに思い返した。
この旅の足跡
- 徳佐駅の落ち着いた駅舎と、すぐ隣に広がる田園の緑。列車を待つ場所なのに景色が大きく、最初から駅前だけでは終わらなそうで楽しみになった。
- 静かな生活道を歩くと、軒先や看板の色が町の気分をそっと伝えてくる。派手な見どころではないのに、誰かの毎日が見える感じがして足がゆるんだ。
- 徳佐りんごの産地を調べてから農地を見ると、緑の中の赤い実を想像してしまう。季節で景色の主役が変わるのか、また来て確かめたくなった。
- 船平山の展望台からは徳佐盆地、水田、赤い石州瓦の屋根、そして山口線まで一望できる。近くで集めた色が、遠くでは一枚の絵になった。
- 道の駅 願成就温泉には売店や食事の場があり、山の景色のあとに地域の品を見られる。赤いりんごや加工品を前に、さっきの農地が食卓へ続いた気がした。
- 徳佐八幡宮は1182年の勧請から現在の社殿まで長い時間を抱えている。境内の木陰に立つと、駅前で拾った明るい色が静かな緑へ落ち着いていった。