LoqiRoam · 旅日記
水路の先で、丘に迷う
大丸用水、多摩川、三沢川、古社、高台をつなぎ、曲がり角ごとに街の表情を変えた。
稲城長沼を出て、まず大丸親水公園へ向かった。駅の近くなのに、大丸用水の細い流れに沿うと、町の速度がすっと落ちる。そこからいなぎペアパークで突然スコープドッグに出会い、静かな水辺と巨大な機械の落差に笑った。多摩川を眺められる稲城北緑地公園では視界を広げ、今度は三沢川親水公園へ。大きな川から小さな水路へ戻ると、暮らしのすぐ脇に水があることがよく分かる。最後は穴澤天神社の石段を上り、森の気配を抜けて七曲見晴児童公園へ向かった。高台から見る街は、出発前より少しだけ複雑で、だからこそ面白い。
この旅の足跡
- 大丸親水公園は大丸用水の流れを取り込んだ細長い親水空間で、園路の脇に小さな休憩所が点在する。水路が住宅地の中で急に近くなるのが面白い。
- いなぎペアパークには地元出身の大河原邦男氏にちなむスコープドッグが立つ。用水路の静けさの後に見ると、突然ロボットが現れる町の振れ幅に少し笑ってしまう。
- 稲城北緑地公園は多摩川を眺めながら過ごせる緑地として紹介されている。さっきまで建物に囲まれていた視界が河川敷でほどけ、風の向きまで旅の道しるべになる。
- 三沢川親水公園は川沿いの遊歩道と桜の木が整えられ、夏には川遊びの気配もある場所だという。季節外れでも、水面の近さが道をただの通路にしない。
- 穴澤天神社は三沢川沿いから急な石段を上がる多摩丘陵の中腹にあり、境内の奥には山林と洞窟の気配が残る。楽な道を選ばなかったことが、少しだけ正解に思える。
- 七曲見晴児童公園は稲城駅から近い高台にあり、稲城長沼や大丸方面の夜景を望める。大きな展望台ではないのに、曲がり角を重ねた一日の終点として視界がよく効く。