LoqiRoam · 旅日記

看板の続きにある小道

賀来神社から大分川、府内城跡、商店街、とり天、OPAM、大分公園へ。歴史と商いと景色を、看板と小道の変化でつないだ。

賀来を出て、最初から目的地へ一直線には向かわなかった。賀来神社で六年に一度の大名行列を思い浮かべ、祭りの日にはこの静かな道がどんな表情になるのか想像する。賀来橋から大分川沿いへ出ると、住宅地の細道とは別の広い空が現れ、川が次の方向を教えてくれた。府内城跡では石垣と堀の残る線を追い、過去の境界が今の街路に重なっていることに驚く。中心部のアーケードでは、店名や催事の案内が連なり、通り全体が一枚の看板のようだった。とり天で昼を取り、OPAMの開かれた建物へ寄り道してから大分公園へ。木立の高みから屋根と道を見下ろすと、名所を集めたのではなく、街の表情が少しずつ変わる一続きの散歩だったと思えた。

この旅の足跡

  1. 賀来神社は大分川と賀来川の合流点にあり、六年に一度の大名行列で知られる。静かな境内から、祭りの日の道がどう変わるのか想像した。
  2. 賀来橋から続く大分川沿いは、堤防上を歩ける開けた道。住宅地の細い景色から急に空が広がり、川が街の境目ではなく案内役に見えた。
  3. 府内城跡には宗門櫓や人質櫓、石垣、堀、天守台が残る。現代の市街地の中で、石の線だけが昔の境界を今も描いていた。
  4. セントポルタ中央町は開閉式ドームを持つアーケード商店街。店名、催事の告知、生活用品の看板が連なり、通り全体が大きな案内板になっていた。
  5. キッチン丸山は大分のとり天発祥の店として紹介され、昼は11時から14時30分まで。行列を想像しながら、名物が街の昼のリズムを作ることに気づいた。
  6. OPAMは『街に開かれた縁側』を掲げる美術館で、坂茂設計の建物。展示を見る前から、ガラス越しの人の動きが街の風景になっていた。
  7. 大分公園の木立へ上がると、市街地の屋根と道が少しずつほどけて見える。最後に高みを選んだことで、今日の寄り道が一本の景色としてつながった。
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